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2011年10月16日日曜日

◆Windows8に触ってみる

普段、製品前のバージョンに触ってみるといったことはやらない。
人柱になるほどパソコンとか好きなわけではないしそれほどのパワーユーザーでもないので。

ただ、今回事情がありWindows8をインストールしてみた。

インストール環境はVirtualPCにと思ったのだが、現時点でVirtualPCへのインストールはサポートされていないようだ。

となると、素のPCに入れるかVHDブートするかHyper-Vに入れるかVMWareに入れるかといったあたりになる。
VMWareは使ったことがないのでパス。
VHDブートが最適のような気もするが、ブートマネージャは置き換えられてしまいそうに思うのでちょっと躊躇してしまう。
Hyper-Vを使うにはServer環境を作らなければいけないので、これもまた面倒なのだが、やはり昨今何かとHyper-Vが使えると便利なのでひとつ環境を作ることとした。(Windows7とのマルチブート)

これまでインストールしたことのない無線LAN環境へのインストールだったのでネット接続にちょと戸惑った。

まず、そもそもホスト側での無線LAN構築でWLanapi.dllが見つかりませんというエラーが出る。
Serverでは、Windows7でデフォルト有効になっている機能でも無効になっているケースが多いので何か機能が足りないのだろう。
調べてみると「ワイヤレスLANサービス」機能を追加する必要があるらしい。
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こいつを入れてホスト側はとりあえず解決。

次はゲスト側なのだが、こちらもちょっと設定が必要。
通常は「仮想ネットワークマネージャ」から「外部」ネットワークの追加でホストのNICを指定してあげればよい。
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だが、無線LANの場合は追加するNICの選択肢として表示されてこないのだ。
これも調べてみると、どうも無線LANは直接的にはサポートされていないらしい。
回避策としてはいくつかあるようなのだが、今回はお遊び環境なので一番簡単そうな「ブリッジ接続」にしてみた。
方法はいたって簡単で、先ほどの「仮想ネットワークの作成」で「外部」ではなく「内部」を選択して追加する。
するとホスト側に追加した接続が表示されるので、
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その追加されたネットワークと無線LANネットワークを同時に選択して右クリックから「ブリッジ接続」を選択してあげればよい。
ゲスト側では、設定画面で追加した「内部」ネットワークを指定しておくだけ。
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DHCP環境であればこれだけでゲストOSでもホストの無線LANが使えるようなる。
(DHCP環境でなければ適宜IPアドレスの指定も必要なる思われ)

 

これでやっとWindows8に取り掛かれる。

Windows8のHyper-Vへのインストール自体はこれまでと違ったところは特になく、巷で見かける「メトロ」がすぐに表示された。
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操作は若干癖があり慣れが必要と思われるが個人的には好印象。
すでに解説記事とかもいろいろと出回っているので一度そういった記事を見てから触ってみたほうがよいだろう。

イメージ的にはWindows8 = Windows7 + WindowsPhone
といった感じで、2つの異なるOSを切り替えながら使えるOSになっている。

アプリケーションのプラットフォーム(API)も別々のようなので2つのShellを纏っているというよりは、リソースを共有しながら動く2つのOSと捕らえたほうが理解しやすいような気がする。

両者間の移動は、メトロ側へは「Windows」キーで、旧インタフェース側へは「Windows + D」キーで(すなわちデスクトップの表示)で行える。
(Windowsキーを頻繁に使うことになるので全画面表示で操作するのが吉と思われ)
デスクトップの表示はメトロ画面でタイル表示されている「DESKTOP」をクリックしても表示できる。

旧インタフェース側では「スタートメニュー」が使えないので「Windows + R」で直接アプリケーションを起動するのが良さそうだ。(一度起動してしまえば普段使うものについてはピン止めしておけばよい)

 

WindowsPhoneユーザーに対しては、PCにおいても同じ環境と同じ操作性を提供し、既存のPCユーザーに対しては、これまでどおりの環境を提供しつつ「WindowsPhone」ってこんな感じなんだぁ、というエクスペリエンスを提供する。
その2つを変に融合することなく、シームレスに行き来できる別世界として提供するMSならではのなかなかうまい戦略ではなかろうか。

メトロ側がプライベートユース、旧インタフェース側がビジネスユースと捕らえることもできそうだ。

開発者としても、特に「スマホなんて関係ありません」という人はこれまでとなんら変わらぬ世界で生き続けることができるし、WindowsPhone開発者は普通にWindowsPhoneアプリを作ればそのままでPCでも動いてしまうという一粒で二度おいしい世界が簡単に手に入る。

なんとすばらしい世界なのだろう。
これでMSも安泰だ!!

なんてなるのだろうか(笑)

以上、まったく個人的で無責任な感想です。

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